2020年12月、別府湾を見晴らす閑静な高台にオープンしたコンセプトホテル「ガレリア御堂原」。館内に別府をテーマとした現代アート作品が点在し、「知らなかった自分、世界が違って見えるまなざし、アーティストとの視点交換のような感覚に出会える、まったく新しい宿泊体験」が特徴となっています。
今回は、ガレリア御堂原の館内で作品を見ることのできるアーティストの方々を紹介したいと思います。こちらでピックアップしているのは参画アーティストのごく一部ですので、ほかのアーティストの方々の作品も含め、ぜひガレリア御堂原で実際に堪能してみてくださいね!
西野壮平さん
歩くこと、旅を通して得た個人的体験をもとに作品を制作している西野壮平さん。個展「New Work: Sohei Nishino Exhibition」(サンフランシスコ近代美術館、2016)をはじめ、国内外での展示に参加し、作品は東京都写真美術館のほか世界各地でコレクションされています。
勝正光さん
勝正光さんは、鉛筆素描で、まちや人物を絵にする画家です。別府市のアート版トキワ荘・清島アパートの立ち上げを機に移住し12年目、地域に根を下ろした活動を行っています。GEISAI#10 (2006) 銅賞、佐藤可士和賞、電通賞を受賞されました。
島袋道浩さん
島袋道浩さんは、1990年代初頭より世界中の多くの場所を旅し、滞在しながら、そこに生きる人々の生活や文化、新しいコミュニケーションのあり方に関するインスタレーション作品や彫刻、写真、ビデオ作品、パフォーマンスなどを制作してきました。詩的でユーモアに溢れると同時に社会や人々を啓発する作風は、世界的な評価を得ています。
目
アーティスト荒神明香さん、ディレクター南川憲二さん、インストーラー増井宏文さんらを中心とした「目」は、果てしなく不確かな現実世界を、私たちの実感に引き寄せようとする作品を展開している現代芸術活動チーム。手法やジャンルにはこだわらず、展示空間や観客を含めた状況、導線を重視したアート活動を行っています。
オレクトロニカ
オレクトロニカは、加藤亮さんと児玉順平さんによる美術ユニット。2011年から「制作と生活」をテーマに、大分県竹田市を拠点に活動を開始しました。多種多様に変化する時代の隙間を埋めるため、表現の手法にとらわれず模索を続け、地域や路上といったより生活に近い場所での表現を行っています。
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今注目すべき日本人アーティストによる作品が点在し、現代アートを通じた新たな視点で別府の息づかい、鼓動、気配を感じることのできるガレリア御堂原。心と思考が解き放たれる新感覚の宿泊体験を、ぜひ一度味わってみてください!
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